2019年9月末、某氏が環境汚染罪の容疑により刑事拘留されました。
当チームの把握したところによれば、某氏の経営する工場の生産ラインは、配管から直接汚水を排出しており、汚水には重金属汚染物質が含まれていました。生産ラインから汚水排出設備を通って排出される汚水にも、基準を超える重金属が含まれており、基準超過値は27倍にも達していました。
当弁護士チームは某氏との接見後、その記録を整理し、多くの資料や過去の判例を確認し、事件を処理している警察、検察官と複数回にわたって連絡を取り合い、同時に『保釈申請書』を提出しました。最終的に検察当局は当弁護士チームの意見を受け入れ、同年11月に某氏の逮捕を許可しないことを決定し、公安当局は某氏の拘留措置を保釈に変更しました。 その後、公安当局の捜査により、某氏にとって不利な証拠が大量に補足され、某氏は2020年1月中旬に逮捕されました。当弁護士チームは『拘留の必要性の審査に係る法的意見書』、『不起訴に係る法的意見書』、『保釈申請書』等の書類を提出し、また、某氏にとって有利な証拠を提出しました。当弁護士チームとの複数回にわたる話し合いの結果、検察当局は再度当弁護士チームの意見を受け入れ、2020年4月、某氏の拘留措置は再度保釈に変更されました。
当チームは上述のようにクライアントにとって不利な状況においても、できる限りご要望にお応えできるよう努力いたします。
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